2016年に観たオススメしたい映画5選+α
明けまして、おめでとうございます。
昨年、固い決意のもとスタートしたこのブログも、年始めに数回更新して以降、すっかり更新が滞っておりました。
今年も例年通り、「今年こそ更新頻度を上げていこう!」という思いを持って、このブログを続けていくつもりです。
さて、ということで2017年の最初は、僕が昨年、劇場で観た新作映画の中で、皆様にオススメしたい作品を5本紹介したいと思います!
対象は僕が劇場で初めて観た新作映画ですので、リバイバル上映は含んでいません。また、一昨年末に観て面白かったので昨年もう1回観た映画、公開は昨年だけど今年になってから観た映画も含んでいません。
と言ったあたりをご理解の上、広い心で参考にしていただければ嬉しいです。
紹介する作品には特に順位は付けません。
クリード チャンプを継ぐ男
公開は2015年の作品ですが、僕が2016年の最初に観た映画です。
正直言って、観る前には多くの人と同じように、
「今さら『ロッキー』の続編って……」と思ってたのですが、
実際に観てみると、これがメチャメチャ面白かった!
予告動画の中でも「新章」が強調されてますけど、まさにその通り。
まったくこれまでの『ロッキー』を観てない人が観ても十分に楽しめる傑作だと思います。もちろん、『ロッキー』(出来れば4作目まで)観てればさらに楽しめます。
たぶんこれから何度も見返す作品になると思います。
最愛の子
僕は20年くらい前、ピーター・チャン監督の描くロマンティックコメディみたいのが大好きでした。『君さえいれば』とか『月夜の願い』とか。
それ以降も比較的、積極的に追いかけてる監督の一人なんですが、いつの間にかこんなに物凄い映画を撮る監督になってました。
パンフレットに掲載されてた、
ピーター・チャン監督は、悪役も、モラルも提示することなく、親であることの意味を掘り下げる
という評が的確で、まさにその通りだと思います。
現代中国の繁栄の裏の社会問題を描き出しつつ、しっかりと「面白い映画」になっている点が重要す。社会派であるだけでは、やっぱり世界に届かないですから。
アイアムアヒーロー
今年観た中で、観てる間の体感時間が一番短かった映画だと思います。
次々と展開する危機的状況の中で、主人公の英雄が正義感とか勇気とかよりも「後ろめたさ」みたいなものからモラルを守ったりする姿とか、いろいろと「日本のゾンビ映画」として、特色が出てたように思います。
実はこの映画を観る前週くらいにある日本製のSFアクション映画を観て、「こういうメジャー大作みたいなジャンルでは日本映画には期待できないな」と思ったんですが、この作品を観て、「いやいや、まだ日本映画勝負できるやん!」と考えなおしました。
アクションも残酷表現もゾンビ描写も、どこに出しても恥ずかしくない出来です。
去年一番、観終わった後、嬉しくて、一番、応援したくなった作品です。
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ルーム
これも泣きました。
去年観た中では一番泣いた映画だと思います。
涙と一緒に目玉も流れだすのでは?というくらい泣きました。
誘拐が題材で、誘拐事件の解決が物語の解決にはなっていない点も『最愛の子』と共通する作品ですが、観終わった後の印象は結構違います。本作の方は観終わった後、明るい気持ちで劇場を出られました。
いろんな映画で子役を観ますけど、この作品の子は凄かったですね。しっかり演技してる筈なのに、そう感じさせないところが素晴らしかったです。
シン・ゴジラ
正直、期待してなかったんです。
観に行く前の期待値と、観た後の評価の差では間違いなく今年最大でした。もちろん良い方に期待を裏切られた作品です。
これまでゴジラ映画は、何本も観てますけど、どれもこれも良くて「それなりに頑張ってる!」止まりの映画で、諸手を上げて「面白い映画!」と言える作品は、1作目の『ゴジラ』だけだと僕は思ってます。ぶっちゃけ「平成ガメラ」だって大好きではありますけど、今にして思えば「頑張ってる!」という感じだったのかも知れません。
そんな感じで、さほど期待値を上げずに観に行ったら、僕の中では、近年の全ての映画の中でも上位に食い込んでくるほどの大傑作でした。これがキチンとヒットしてくれたことも嬉しいです。
もし、まだ観てない人がいたら、もうじきソフトも出ると思いますので、是非とも観てください。紅白の『シン・ゴジラ』の寸劇だけ観て観なくて良いと判断した人がいたら、それはホントに勿体無いですよ。
怪獣映画とかに興味のない人にこそオススメしたい大傑作です。
以上、五本が僕が2016年に観た中で、オススメしたい映画です。
……なんですが、実はここに挙げてない映画が2本あります。
1本は『この世界の片隅に』です。
もし、昨年観てれば、当然ながらオススメしたい映画が6本に増えてたんですが、今年に入ってから観てしまったので、残念ながら今回は入れませんでした。まだ、劇場でかかってますので、未見の方は劇場に行くことをオススメいたします。
もう1本は『七人の侍』です。
昨年、「午前10時の映画祭」で観に行きました。これまで何度も観た映画ですが、劇場のスクリーンで観るのは初めて、しかも今回は4Kデジタル・リマスターということで、映像も音もクリアになってて、改めてこの映画の素晴らしさを実感できました。
高校生の息子を連れて観に行ったのですが、彼にもしっかりと面白さが伝わったようでしたから、やっぱり本物の魅力は時代を超えることを確認した感じです。
まだ、このリマスター版の方はソフト化されてないみたいですが、ソフト化されたら是非、手元に置いときたいです。
今年は『荒野の七人』のリメイク版『マグニフィセント7』も公開されますし、古い映画と食わず嫌いせずに観ていただくことをオススメします。
ということで、僕が選ぶ2016年の映画5本+αでした。
2017年も面白い映画をいろいろと観たいです!